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完全に思いつきで書いています。

父親の御墓参り

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今日は久しぶりに父の御墓参りへ。

父が好きだったような種類のお花を買ってから。とはいえ一緒に暮らしたことがない人なので本当はどの花が好きだったかなど分からぬままだけど。

私が産まれたときから父はほとんど帰ってこなかったらしいし、いないのが当たり前として育ったのでさみしいとか思ったこともない。

ただ、いま自分の子ども達が当たり前のように父親という存在を認識し、共に暮らしていることがたまに不思議に感じる。

父親が当たり前のようにいる家庭。
父親が当たり前のようにいない家庭。

どちらも当たり前に存在し、どちらも普通で、どちらも幸せはあり、どちらも大変なことはある。

ひとつ心配なことは、子ども達にとって父親というのがどういう存在になるのか、母親(わたし)が気をつけるべきことが何かあるのか、それが分からないこと。

定期的には会っていたとはいえ、父親の存在はかなり薄い。わたしの中での父親の大きさと、子どもたちの中での父親(わたしの夫)の大きさというのは明らかに違うだろう。

そんなことを考えながらの御墓参り。生きてるときは自分から会いになんて行かなかったのにな。

まあ、そこにドラマのような後悔はない。人生はなるようにしかならないし、親という男女はわたしが介入できるものでもなかったし、後悔するほどの思い出もない。

それ自体がもしかすると寂しいことなのかもしれないけど、寂しがっても仕方がない。新しい自分の家族では、違う道を歩めるように努力するのみ、である。