振り返ればヤツがいる。
昨夜このタイトルでメールをくれた友達がいて、「そういやこうゆうヤツいたよなあ」で思い出す人がいる。
それがツヨシ。
私は大学生時代、お好み焼き屋さんでバイツしてました。
ある日、お客さん(ツヨシさん・仮名♂)に
「なんやこれ!!おい!!!!おこのみにこんなもん入ってたやんけ!!!!」
と、よくあるコワイ関西弁で言われ、
飲食店ではあってはならない異物混入事件だ・・・
と、ビクビクしながら、半泣きになりながら、その分半笑いになりながら、
「申し訳ございません・・・・。」
私はその異物を、怒り狂うツヨシから紙ナプキン経由でいただき、
一体何が混入してしまったのか、じっくり見てました・・・・
それはなかなかのデカサのブツなのです。
「小石・・・・?いや・・・これは・・・・・・・・
これは・・・・・・・・・
奥歯だ。」
なんと大阪名物・天下のお好み焼きに、哺乳類の奥歯がトッピングされていたのです。
ワケがわからなかった私は、なぜかそのとき、
「あ、今日メチャイケのビデオ録るの忘れてた!!」
ということを思い出し、近くにいた社員さんにその場を預けようとしましたが無理でした。
「あの・・・当店で奥歯のトッピングありました・・・?」
なんてことはヤッパリ聞けず、謎が謎を呼ぶ展開となったのですが、
よく考えてください。
ツヨシはこの異物を、自らのクチに一度いれ、そしてそれを吐き出し、
ワタシに譲渡しました。。。。。
そうです、哺乳類の正体は、ツヨシ本人だったのです。
比較的柔らかい食物であるお好み焼きを食べ、
ツヨシの奥歯は灰となりました。ツヨシの奥歯は意外に弱かったのですね。
それを告げるときのワタシの勇気と、
それに気づいたときのツヨシのあのやるせない笑顔
・・・・忘れられません。
以上、振り返ればヤツがいる。