iGirl

完全に思いつきで書いています。

ぼ、ぼぼぼぼくはオペアを日本に普及させたいんだなっ!!!

スポンサーリンク

んふ。iGirl にはオペアのことをあまり書かないでいようと思っているんだけど*1、後半に紹介しているエントリに触発されて書いてみます。
ベビーシッターもそうなんですが、個人的には少しでも多くの人がオペア(オーペア、au pair、Aupair、aupair、などいろんな表記がありますが一緒のものです)のことを知って、子育て補助とか英語教育とかについて考えるきっかけになれば嬉しいなぁと思う。

私はアメリカで一年間オペアをしておりました*2。オペアって何ぞ?って人も多いと思うんですが、ものすごーく簡単に言うと「海外からやってきたベビーシッター兼学生」みたいな感じです。*3

ホストファミリー宅に無料で滞在させてもらう代わりにその家の子供の世話をする。空いた時間に学校へ行く。みたいなの。お金かけないで海外で滞在したい人向けのプログラム。アメリカでのオペアはエージェンシーを通すと正式なビザ(J-1)が発行されます。ニュージーランドとかオーストラリアにはワーホリビザで行く人も多いです。

私がオペアとして滞在中に感じたのは、よく言われていることだけど「アメリカの女性は結婚後も出産後もどんどん外に出てってる*4」ってこと。経済的にある程度豊かでも、専業主婦って人はあまりいなかった。皆何かしら職業を持ってる。日本では、それほど経済的に豊かではない人でも子供を持つと専業主婦にならざるを得ない現状がある。
他にも何やかんや言いたいこと、言うべきことはあるけどこの分野の話をすると果てしなく長くなっちゃうので割合。

とにかく私は何がしたいかと言うと、日本で外国人オペアを普及させたいってことなんす。

今やってるのはこれ。オペア希望者の日本人を海外在住中のファミリーに紹介すること*5。これは「自分がオペアをしたら将来的に自分もオペアを受け入れたくなるんじゃないかなー。抵抗が減るんじゃないかなー。」って経験上も含めて思ったから。どんだけ長期計画w
まぁでも教育とか社会とかイメージとかってそう簡単に変わるわけじゃないから、草の根的にやるしかない。本業じゃないからできる技ですね*6
しかし Aupair Japan が検索で上位になるにつれ海外に住む若者から「日本でオペアしたいです」という連絡を多く受けるようになりました。本来の目的の一歩!ってことで窓口は作ったんよ*7。ビザはワーホリまたは学生ビザが有力。
ところがやっぱり受け入れファミリーが見つからないんですよね。ごくたまに「外国人オペアを受け入れたい」という日本人ファミリー(or 日本在住の外国人ファミリー)がいるけど、ごく少数*8


オペアが日本に普及しない理由

信頼を得ることが難しい

心理的な問題。残念ながらオペアが子供を虐待する事件なども実際にあった。日本人だから、外国人だから、で区分けするのはすんごく嫌だけど「外国人に子供を預けるなんてこわい」という潜在意識は日本人に埋め込まれているように思う。残念だけど。

家が狭すぎる

物理的な問題。アメリカでオペアをする場合ほとんどはプライベートルーム(1人部屋)とプライベートバスルームが用意されている。でも日本の平均的な家でそれは不可能に近い。だから「同居」という形ではなく「通いオペア」という形が一番良いと思う。

上記の問題点はクリアする方法は思いつくのだけど、実行できる力が今の私にはない。残念ながら超える壁は高い><


オペアを受けれたときのメリット

時間

基本的にパートタイムではない「我が家専用のベビーシッター」なので時間に縛られないんじゃない

女性の社会進出・育児疲れ軽減

「女性の社会進出」と言うとなんか昭和の香りがしますね。でも今だに「子供をもつ女性が本当に社会に出ていけているのか」と言われるとノーだと思います。社会進出とまでいかなくても育児の疲れを少しでも軽減するための「時間」をお母さんにプレゼントしたい

資金

日本人をフルタイムで雇うよりも賃金として安価ですむ方法がいくつもある上、オペアもメリットを得ることができる(長くなるので詳細省く。ただし賃金の面だけの補足→)受け入れ資金としては最低の目安としてオペアの滞在費と食費を賄える程の額*9。本来オペアはそれプラス「お小遣い」という形で週1、現金(または小切手)を受け取るのですが日本の場合滞在費がかなり高いことと、オペアは留学も兼ねている、ということで労働時間に見合った対価が滞在費+食費となりうるケースが多い。この場合現金は発生しない。現状ではあくまで個人間の契約になるので双方の交渉結果次第で詳細は決まります。

教育

子供に母国語で話しかけてもらえれば第二言語習得にもなりうる


前例をつくったわけではないので今は全てが確信というではないけど。でも確信ではないからこそ「やってみなくちゃ分からない」ってことになる。


と、いうわけで
気軽にトライできることでもないと思いますが、オペア受け入れに興味がある方はご連絡くださいませ。メールはこのブログのサイドバーにあるアドレスか、こちらから!オペア本来の趣旨がベビーシッターですので、基本的に子供がいる家庭の方のみでお願いしまーす!


【関連エントリと感想】

★きわめてミクロな少子化対策 - Tech Mom from Silicon Valley

危険を承知で小さい子供を家に置き去りにしたり、お母さんが煮詰まって家族の関係にヒビがはいったりすることと、他人(といったって、大体は顔見知りの子だが)を家に入れる抵抗感と、どっちが重大な問題だろうか。

この部分は激しく同意。と言っても私にはまだ子供がいないので説得力に欠けると思いますが。
アメリカでは*10、12歳以下の子供を家や車に残して出かけると犯罪になることもベビーシッターが普及している要因だと思います。エントリーにも書かれていますが、日本では「他人を家にあげて子供を預ける」という文化はほとんどありません。しかもオペアとなると外国人。敷居はより高くなる。。。
私個人としては現代の日本では「ご近所づきあいの強化」より「組織化して制度を強化する」というほうが信頼が生まれると思います。組織といっても地域のコミュニティだったりウェブサイトでのつながりであったりするので「ご近所づきあい」にきわめて近いものですが。個人間の信頼はベースとして大切ですがそれ以上にルールや制度、契約という形でより強い信頼関係を得るべきだと考えています。


★よーし、ベビーシッター普及キャンペーンを張るぞ。 - Tech Mom from Silicon Valley

・・ということで、「最低賃金が」とか、そんなに厳密に、まじめに、大げさに考えないでほしい。学生にとっては、アルバイトの選択肢が一つ増えただけ。そして、子供と遊んであげる経験は、学生にとっても、責任感を育てたり、子供との接触に慣れるといういい経験になるだろう。

賃金に関してはそんなに厳密に、まじめに、大げさに考えなくてよいと思うのですが、子供が大きな怪我をした場合や、ベビーシッターが意図せず物理的損害(家具をこわしてしまう、など)を与えた場合、現地ではどう対処するのか知りたいです。(オペアは必ず保険に入るのですが、単発的なベビーシッターの場合はどうなるのでしょうか)
オペアを紹介する立場としては何よりも「怪我をしたとき」というケースを大真面目に考えてしまいます>< 


★ベビーシッター - $ dropdb 人生

というわけで、まじめにベビーシッター体験ができるならしてみたいな。
自分の子供以上に神経を使うんだろうけど。
あーあと、自分の子供を持つとドギマギしちゃう人もいるだろうし
若いうちの花嫁修業的なものの一環で体験しておいたほうがいい希ガス
とは言え、モンペは怖いし事故も怖い。

モンペという単語がサラリと出る20代がいる日本も捨てたもんじゃねーっす!id:dropdb様ごめんなさいごめんなさい>< モンペって服のほうの「もんぺ」かと思って、、、というかググったらこれが出てきたから「ふむ・・・たしかにもんぺ着てベビーシッターするのは今の時代怖いかも!」とか思っちゃっいました>< ああ恥ずかしい><
自称「子供?あんまり好きくない」の私でもオペア時代の双子ちゃんは溺愛し、ケガなく無事おえることができました。You can do it!!!!
id:dropdb さんのように「日本でベビーシッターとかやってみたいよー!」って人は私の友人がやっている個人ベビーシッターマッチングサイトをご覧ください。

★iBaby 

名前を見てピン!!!と来た人いませんか!いませんか!そーですか!iGirl という名は主催者の meg さんと iBaby の名前の由来話をしていた時「ほなうちの新しいブログ、iGirl にするわ(´∀`)」という流れで決まったのでした。はっはっは!!


それにしても id:michikaifu さんのようにバリバリ働く主婦の方がいると思うと心強いですね。ママになる怖さが少し軽減されます。日本にも勝間和代さんとかいらっしゃいますし。尊敬できる女性がたくさんいることはイイ女になる要素が多くなると思います。ちなみに私が最も尊敬する「オトナな女性」は杉本彩さん。あんな女性になれるなら50000億ペソ払ってもいい。何されてもいい。好きにして!!!!!!!・・きゃ!どこ触ってんの!のびたさんのえっちいーー!(しつこい)

尊敬する女性を見て「あの人たちは強いから。私とは違うから。」の言葉で片付ける人が多いけど*11!強い人間なんていないんだZE!何か少しでも真似できる行動とか考えとかがあると思うんだ!真似から始まって「私」でもできることが見つかると思うんだ!
ってゆうか「私」にしかできないことがきっと何かあるんですよ奥さん!!(テレビショッピング風に)

今より少し多く外の世界にも触れて、同時に子育てが楽しいって思えるママが増えて、ママの感じるハッピーがベイビーに伝染するといいな。ずっとずーーっと一日中一緒にいることだけが愛じゃないと思うんだ。

そんなわけで、弾さんもこう言ってることですしまずは(株)はてなが企業としてオペアを導入するってのはどうですかね?ウェブサービスもさきがけ!子育てもさきがけ!社員は「ゆかたデー」ならぬ「もんぺデー」がある会社。これでもっと胸をはって「へんな会社」を名乗ることができますよ!!

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

*1:オペア活動している自分とブログを書く自分は何となく違う自分なので、どことなく恥ずかしい(*´・ω・`*)

*2:驚くほどかわいい双子ちゃんをケアしてました!

*3:詳しくはこちら(http://www.aupair-japan.com/)をご覧になっていただければ少しは分かると思います。このサイトは私が2年半くらい前に作ったもので、分かりやすくするために少々極端(おおげさ)に書いてあったり、法律の問題など全てが解決しているわけではないということを念のため伝えておきます。

*4:もちろん人それぞれで、そうじゃない人もいますが日本に比べると多い感覚を持った、という意味です。

*5:継続はしてるけどなかなかこれだけに集中できない現実はある

*6:金銭的利益は全くといってよいほどないので

*7:http://family.aupair-japan.com/members/

*8:窓口はここ http://family.aupair-japan.com/injp/

*9:家事手伝いの大学生が一人増える、という感じでしょうか。滞在費は地域によってばらつきがあるので金額として表示できません

*10:正確に言うと「多くの州では」みたいです。参照

*11:杉本彩さんの美貌はどうあがいても無理だけど!あきらめろ!!>あさみ