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iGirl

主な登場人物:ルイ(5歳,男)・サキ(3歳,女)・ユリ(1歳,女)・夫(33歳,男)

中学生のときの友達に8年ぶり位に会った。

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中学のとき、仲が良かったお友達も、だんだん疎遠になっていく大人の階段。


・・・いや、こっちから避けていたんだろうきっと。中学生のときはそれなりに楽しかった。いわゆる「中心的グループ」がありその中に属し、兄がいるせいで先輩にも優しくされ、周囲からみると「良い生活」の中学生だったと思う。


しかし、もともと「属する」とか「群れる」ということが好きでない私は、「属する」「群れる」ということに執着する中学生という世代が苦手だったように思う。自分自身も、イヤだと思いつつ属さずにいる勇気もない歳だったと思う。


そして高校生のとき、わたしは毎日部活で、朝練で早朝に出て、夜遅くに帰って来ていた。そんな「追うべきもの」がある私には、当時中学校のときの友達は「追うべきものがない」ように見えてしまっていたのかもしれない。


成人式のときは飲み会をした。大きな同窓会も1度した。楽しかった。


でも当時のわたしは、違う世界へ行きたかった。


成人式後だろうか、少しずつ、少しずつ「地元」から距離を置き始め、中学の友達には全然会わなくなった。携帯電話を何度かなくしてしまい(今みたいにPCにバックアップとかとってなかったし)、連絡先も分からぬまま数年間を過ごした。


会いたいとも思わなかった。楽しいけど、「なんか違う」という感覚があったのだろうか?自分でもよく分からない。


地元から出ず、地元の人ばかりと遊ぶ彼ら彼女らを見て、私はそんな風になりたくない、と思っていたのかもしれない。違う世界が見たいという願望が、育った「地元」への反発心となってしまったのかもしれない。


10月9日土曜日。
ふとしたキッカケで、仲の良かった人だけ、5人で会うことになった。私が東京から大阪に戻れるタイミングで飲み会をひらいてくれた。少し緊張したけど、今までとは違って「会いたい」と思った。だから行った。


でも、心のどこかでは「ああ、やっぱりなんか、違う、、、」って感じるのかなと不安だった。話が全く合わないんじゃないかな、とか・・・。



杞憂だった。


そんな心配は全くする必要がなく、なんでこんなに楽しいのだと思うほどの時間だった。心の底から笑えたし、楽しかった。完全に自分がニュートラルな状態にいることに気づいた。心地がいい。


何より、当たり前のことだけど、中学生のときの自分を知っている人がいるんだと思うと嬉しくて嬉しくてたまらなかった。その中で2人は小学生のときから友達だった。そうだよ、私たちはそんなふうに遊んでいたんだね。こんなことを言い合って、そんなことを感じていたんだ。


あのときの思い出を共有できる友達がいたのだと、改めて感じると嬉しくてたまらなかった。



彼、彼女たちが変わったのだろうか?私が変わったのだろうか?


きっとその両方だ。高校生のとき、大学生のとき、「地元」に感じていたあのモヤモヤこそが「若さ」だったのだろうかと、29歳の私は思ったのでした。