iGirl

完全に思いつきで書いています。

変身 - 東野圭吾

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これも2日ほど前に読み終わったのですが、アルジャーノンの内容とシンクロした!!脳のお話。脳と個人のお話。日に日に自分という「個」が変わっていくさまは、チャーリイと同じ。
超同時期にこんな近いお話を読んだのは何か運命的なものを感じてしまったよ。なんだろう。なんだろう。ふしぎ。
京極は生まれつきの犯罪者だったのかなぁ?チャーリイはどちらとも人間らしかったのと比べると、「変身」では成瀬純一には愛があり、京極瞬介にはそれがなかったかのよう。それが少し悲しいとはいえ、それこそがミステリーなのかな、とも。

この作品で初めて「エディプスコンプレックス」というものを知る。
ふむ、、、。人間の精神って、もはや言葉では表現しきれないんじゃないかと感じてしまう・・・。

「変身」では「個とは何か?」という課題にぶち当たります。

「考えるな!感じろ!」と言われても、分からないことは分からないので、50年後くらいに答えが見つかるといいな。

変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)

チャーリイに「個って何だろう?脳かな?心かな?記憶かな?思い出かな?」って聞いたらどんな答えが返ってくるのかな。
こうやって別々の本を脳内でつなげたりするのが好きです。