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完全に思いつきで書いています。

アルジャーノンに花束を - ダニエル・キイス

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読んだ。「24人のビリー・ミリガン」と同じ著者なんですね、知りませんでした。
そこそこ分厚い文庫本でしたが、いっきに読めた。おもしろくっておもしろくって。全部が全部ひきこまれてしまった。天才時のチャーリイがいかに難しい言葉を使用するかを表現するためか、日本語も難しい表現が多かったような。漢字の苦手な私は何となく意味だけとって読み続けるのだけども。何度も出てくるから調べたのは「狼狽」とか。ろうばい。最初読み方も分からずで。。。それでも物語が読みやすい形式(日記形式ってゆうのかな?)なので、ばばーーーと読めます。

アルジャーノン、これだけ有名なのだからずっと名前は知っていたけど今まで読んでいなくって。内容もあまり知らなくて。それがよかったかも。読んでよかった。
なんとゆうか、言葉にできないな、、、この読み終わったあとのこの感情。
ハッピーエンドなのかどうかすら分からない。どこか寂しくて、どこかあたたかい。何が正しくて、何が間違っているのか答えなんてないとゆうことは苦しくもある。
でも1つだけ思うのは、チャーリイはどんな状態でもとても人間らしかったなぁということ。強弱はあれど、人間には天才のときのチャーリイと、”経過報告”にひらがなばかりを書くチャーリイ両方が共存しているように思う。純粋で人を信じる部分、信じたい部分、信じられない部分。

あと、この小説ほど「序文」に深さがあるものにはまだ出会ったことがありません。

ふぅー。数日間またいろいろ考え込んでしまいそうですw

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を

そういえば読んだけどブログに書いてない本がいっぱいあるなぁ。チャーリイの「経過報告」みたいに、未来の自分が思い出すよう覚えているうちに書いていかなくちゃね。