iGirl

主な登場人物:ルイ(5歳,男)・サキ(3歳,女)・ユリ(1歳,女)・夫(33歳,男)

僕はパパを殺すことに決めた

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私が通っていた大学にはかなり大きいライブラリーがありました。図書館をライブラリーと呼ぶなんてルー大柴くらいかと思いきや、さすが女子大ですね、学生全員が「ライブラリー」と言うんです。おしゃれです。
で、その膨大の本の中で私が一番好きだったのは「FBI心理分析官」シリーズ
友達は「あさみ・・・何読んでんの((((;゜Д゜)))」とガクブルしていましたが、FBI殺人者ファイルとかどんだけおもしろいと思ってんだー!!

で、あたり前のように漫画「MONSTER」も大好きなわけですが、当時家でMONSTERを読みつつ、ライブラリでは「FBI心理分析官 異常殺人者ファイル」を読んでいたのですね。そのとき驚きまくって腰が抜けまくったことがあります。
「MONSTER」の中で、取り調べ中にボールペンでこめかみを刺して自殺した人覚えてません?名前は忘れたけど、たしかサングラスかけて髭があった男。で、それとおんなじ顔が「異常殺人者ファイル」にいたんですねー。もちろんリアル顔写真*1。あーこわかった。ゾクゾウした。いろんな人に伝えた。
「モンスターの中でね、ボールペンでこめかみ刺して自殺した男がおるんやけど!!それと同じ人がFBI異常殺人者ファイルにおってね!!!びっくりしてんよ!!!!」
100%ドン引きされた。あぁぁー。こわいな。人間てこわいな。

何が言いたいかというと、随分前に買った「僕はパパを殺すことに決めた」って本がアマゾンでえらい高値になっているというお話。ご存知の方も多いと思いますが、その事件の供述調書引用が問題になった本。
私としては少年犯罪に新たな視点*2が生まれておもしろい本だと思ったけど、過去の私のようにゾクゾクを求めて読む本には適してないと思う。少年が犯した罪は滑稽なほど単純で、でもその単純さがどのように問題なのか。そこにはゾクゾクも残虐さも何もない。だからこそ残された家族は何を思い何を感じどう責任をとるべきなのか。
生きる限り法は守らなくちゃいけないけれど、もしこの本が今ある「少年犯罪における加害者家族への偏見」を壊すきっかけになるのだとしたら、これは大きな貢献になるだろう。
もちろん、一番考えなくちゃいけないのは被害者・被害者家族のことなんだけど。でも私はこの本に出会うまで「加害者側のことなんて考えなくていいじゃん。」って思ってた。でもそれもどうかなぁと考え出したきっかけになった。何も知らないで感情だけで考えてた自分を知った。この事件は、加害者家族と被害者家族が同じである。だからこそできた強行突破なのかもしれない。
裁判員制度も始まることだし、少しでもこうゆうことに興味を持つ人が増えればいいな。そして少しでも犯罪が減る世の中になればいいなと思います。犯罪への興味ではなく、罪を犯してしまうのは何故なのか、という点に。そうすれば人間・自己と向き合うきっかけにもなると思いますし、また、教育においても新たな視点が見つけられることと思います。




なんか後半部分は「不謹慎にならないように><」と思ってこわい口調になっちゃった。ごめりんご。

*1:グーグル先生に聞いたら、たぶんその人は「エドモンド・ケンパー」って人だって

*2:今までも今現在も少年犯罪の多くは”親のせい”や”環境のせい”にされているけど、この本は”脳”を中心に犯罪を見ている