iGirl

完全に思いつきで書いています。

ブログを書く理由(前編)

スポンサーリンク

ブログをもう一つ作りたいという衝動に駆られた理由は先日の日記にも書きましたが、これからもう少し詳しく、分かりやすく書こうと思います。

まず始めは誰も興味がないであろう、私とインターネットとの生い立ちの記です。はじまり、はじまり。


いま私はいわゆるフツーの OL なわけですが、何も「時代はインターネット!」という超ベタなセリフを吐くつもりはありません。ただ、「こんな素晴らしいツールを使いこなしたい!」という想いは強く持っていて、それは女子大に入学して初めてインターネットでニュースを見た日からの想いです(かれこれ7年前か・・・)。長い片想い。

「インターネットで何するん?」
これは今でも PC を日常で使っていない友人たちや家族に聞かれることでありますが、PC を必要としていなかった女子大生時代の私は「インターネットで何かしたい」と思いつづけていました。しかしホームページを作るにも知識がいるし、そもそも発信したい(できる)情報なんて持っていませんでした。インターネットを見る(いわゆるネットサーフィン)だけで、何か時代の流れに乗っている気分ですらありました。時代先取り気分。

大学卒業後すぐにオペアとして渡米した私は就職活動をしなかったので、日常において PC・インターネットが必要である環境には残念ながら4年間めぐりあいませんでした。最低限の情報を少し調べる程度で留まりました。今思えば、大学には素晴らしいコンピュータ環境があったのに、もったいないなー。

毎日アホみたいに PC の前に座りだしたのは、アメリカでのオペア生活からスタートです。オペアと言えども留学ですから、もちろん英語やら何やら必死に勉強・・・と言いたいところですが、私がアメリカの一年間で一番上達したのはタイピング。渡米前はブラインドタッチなんて異常者しかできないものだと思っていたにも関わらず、帰国後の私はブラインドタッチなんて当たり前、何だったら目つぶって打ちますよ?みたいな。そんな偉業を成し遂げました。

ブラインドタッチができるようになった理由はただひとつ。チャット。そうです、私はアメリカでチャットばっかりして遊んでました。しかも日本のw チャットなんて出会い系ばかりでコワイ、すぐに「どこに住んでんの?」「会える?」なんていう会話ばかりかと思っていたので、アメリカに住んでいたらまず会うこともないし安心だろう、という意味不明の理由で始めることになりました。あと、つまらなさすぎるアメリカンジョークに飽き飽きしてたんですね。笑いのレベルは日本は世界一です。絶対。

チャットにハマっていたときのことをいろいろ話すと長くなるのではしょりますが、とにかく偏見ばかりあったチャットを始め、チャットの偏見が少しずつ消えていき(そこで会った人たちとは今でも交流があります)、誰かとメール以外のオンラインで交流という経験を積み、ネットサーフィン以外のおもしろさをここでようやく見つけることになったのです。

しかし帰国後、日本での生活のあまりの忙しさにチャットをする時間など持つこともなく、自然とチャット界から足を洗うことになりました。そして次に出会ったのがブログ。本屋で「ブログで稼ぐ」みたいなタイトルの本(ちゃんとは忘れました)を見て「おぉーこんな時代なのか」という50歳代サラリーマン風なことを思った記憶があります。それが2005年春先。花粉症真っ只中でした。

ブログで稼ぐ、まではいかずとも、誰でもカンタンに自分のホームページを持てるという感覚、情報発信ができるというツールに強く惹かれた私は、とりあえずももの缶詰。を始めてみました。そう、ただの雑記。雑記でも情報発信していいんだねって思わせてくれるのがブログの魅力でした。

今でもそうですが、当時はリアル友達(チャットやブログで知り合ったわけじゃない、いわゆる現実世界のお友達)にいっぱい「ブログって何?」「なんでそんなんしてんの?」「こわくない?」などという質問をされました。私はコワイなどと感じることなく、しかも理由などあまりなくただ楽しいからブロガーになったわけですが、今さらながらブログを書く理由をちょこっと考えてみようと思います。今でもリアル友達でブログ書いてる人はほとんどいない現状。キャズムを越えるきっかけをブログで見つけてほしいなー。なんて、キャズムの谷底に落っこちている私が言うのも何ですが。

いわゆる一般人は、キャズムを越えるとまでいかずとも、まずはキャズムの存在を知ることが大事なんじゃないかと。geek になりたくてもなれない私が大きなことを言えるわけではありませんが、geek じゃないからこそ、基本的に機械に弱小な女子だからこそ、伝えることができることもあるかな、と。

長くなったので、ブログを書く理由は次回に持ち越したいと思います。


Photo: 七夕の願い2006(季節はずれすぎる。。。)